子宮頸管が短い人でも入院しないで過ごせた人はどう過ごしていたのかな
上の子もいるし入院になったらどうしよう
でも元気な赤ちゃんが産めるか心配
など考えているのではないでしょうか。入院しないことを望む一方で、赤ちゃんが早く産まれてしまったらという不安もありますよね。私も切迫早産に3回なったことがあり、入院しないことを望んで対策し、自宅安静のみで乗り切った経験あります。でも安静中はお腹の張りや動機を感じて、今産まれたらどうしようとすごく不安になっていました。できれば「普通の妊娠生活を送りたかった」と今でも考えます。妊娠・出産はどうなるかは過ぎてみないとわからないので、自分がしっかり考えて対策することが大切だと思います。
この記事では、子宮頸管が短いことについてと入院しないで過ごせた方法などをまとめました。よかったらご覧ください。
子宮頸管が短い場合のできることをまとめました。合わせてご覧ください。
\【子宮頸管が短い】伸ばすために3回の経験で試した方法/短くしない対策/
子宮頸管が短いとは
子宮頸管が短いとは、妊娠中の女性の子宮の入口部分にあたる管で、長さが通常より短い状態を指します。妊娠中期以降に子宮頸管が短くなると、未熟な赤ちゃんが早く生まれてしまうリスク、つまり切迫早産の可能性が高まります。
子宮頸管が短くなる原因は、体質や細菌感染、子宮頸管無力症などがあり、双子妊娠や喫煙もリスク要因となります。
切迫早産になりやすい人の特徴をこちらの記事でまとめています。
\切迫早産になりやすい人の特徴/時期や体型や職業について/
子宮頸管の長さの入院基準は
子宮頸管が短くなっても、必ずしも入院するというわけではありません。子宮頸管の長さやお腹の張りなど、個々の状況によって医師が総合的に判断します。入院の目安は、病院にもよりますが、子宮頸管が25mm以下になると入院対象となることが多いようです 。入院になると長期になることが多いです。
子宮頸管が短い人のゴールは37週
子宮頸管が短いことを心配するのは、妊娠37週になるまでです。基本、37週からは正期産になりいつ産まれても大丈夫だからです。自宅安静も入院安静も36週と6日までは、「安静に」と指示されました。
※帝王切開など予定日が決まっている場合は、その日までお腹で赤ちゃんを育てられるようにする場合があります。
子宮頸管が短い人の安静パターン
子宮頸管が短いと診断された場合、最も一般的に推奨されるのは安静を保つことです。
安静の度合いは患者の状態や医師の指示により異なりますが、基本的には激しい運動や重労働を避け、できるだけ体を休めることが求められます。場合によっては、ベッド上での安静や、日常生活の大幅な制限が必要となることもあります。安静が保たれることで、子宮頸管への圧力が軽減され、切迫早産のリスクを低減させることが期待されます。
子宮頸管が短いと診断された場合、医師の判断によっては、入院や点滴薬の投与などの治療が必要になります。しかし、入院は長期間に及ぶことが多く、家族になかなか会えない、シャワー3日に1回などの制限が多く、精神的にも肉体的にも辛いものです。
私は、子宮頸管が短いと診断され、1人目(2週間自宅安静から約3カ月の入院)と2人目(2カ月ほど自宅安静から約1カ月の入院)を経験しました。しかし、3人目の妊娠では、入院しないで自宅安静だけで過ごすことができました。その方法を、この記事で紹介したいと思います。
子宮頸管が短い私が3人目だけは入院しないで過ごせた方法
私は3回切迫早産を経験していますが、3人目の妊娠では子宮頸管が短くて医師から入院という言葉を言われましたが、ギリギリ入院しないで自宅安静で過ごすことができました。この過程で私が行ったこと、学んだことを紹介します。
子宮頸管が短い私の3回の切迫早産の経緯
私の場合、子宮頸管が短くなる傾向がありました。1人目と2人目の妊娠では、子宮頸管が短いことで切迫早産の診断になり、入院することになりました。
妊娠回数 | 短くなる前の状態 | 子宮頸管が短いと確認された時 | 子宮頸管の長さ(mm) | 入院週数 | 退院週数 | 備考 |
1人目 | 22週37.3mm | 24週目 | 3.2mm | 24週 | 36週 | 安静指示の後、2週間後の健診で入院になる |
2人目 | 30週28mm | 31週目 | 13~22mm | 31週 | 35週 | 少量出血後の健診で入院になる |
3人目 | 25週3.8mm | 28週目 | 2.4mm | 入院なし | 入院なし | 28週(2.4mm)、モニターで張りがあったら入院と予告されたが張りなし |
最初の2回の妊娠で入院を余儀なくされ、病院での点滴や行動制限、家族と離れて過ごす時間は心身ともにとても辛かったです。涙を流す日も多く、社会との疎外感とストレスの日々が続きました。
そのため、3人目の妊娠こそは、何とか入院を避けられないかと考えました。切迫早産での入院経験は、私にとって大きな学びとなりました。
子宮頸管が短くても入院しないで過ごせた方法
子宮頸管が短くても入院しないで過ごせた方法は3つです。
入院と同じ安静を保つ決意
家族とのコミュニケーションと協力
安静に過ごせる環境作り
入院と同じ安静を保つ決意
3人目の妊娠では、何としても家で過ごしたいという一心で、入院中と同じくらいの安静を自宅で実現する決意をしました。決意がないとその後の安静のためのこともできません。私は、前回の妊娠で安静を崩したことを後悔していたので、今回は特に気を抜かないように気を付けました。
日常生活における私の動きは上の4つのみにしました。その他の時間は、ほぼ横になって過ごすことで、子宮頸管への負担を最小限に抑えるようにしました。私の場合はこの厳しい安静が、切迫早産のリスク管理において非常に効果的だったと感じています。
家族とのコミュニケーションと協力
決意は、旦那との深い話し合いへと変わり、私たちは入院をしないで済むように全力を尽くしました。旦那は、前回の妊娠で上の子を残して私が入院になることの大変さも経験していたので、入院をしないで済むようにと同じ考えでいてくれました。
前回は私1人だけが、入院しないようにと考え計画している状態だったのが、今回は同じ方向をむいて話し合い、協力してくれました。
両親にお金を払い、普段私が行っている子供の世話や家事を引き受けてもらいました。両親には、旦那と交代で私の代わりをしてもらいました。そのおかげで、私は安静を保つことができました。
自宅での安静は、入院よりストレスは少なかったものの、決して楽ではありませんでした。家族の理解とサポートや子供たちの存在があったからこそ、耐えることができました。この経験から、家族みんなで協力し合うことの大切さを改めて実感しました。
安静に過ごせる環境作り
家での安静生活を成功させるためには、適切な環境作りが欠かせません。私は、ほとんどの時間を過ごす部屋をトイレの近くにし、安静を保ちやすいようにしました。必要なものは手の届く場所に置き、安心して休める空間を作りました。
もちろん話し合ったように旦那と両親は、家事や子育てで積極的に役割を担い、私が安静に過ごせる環境を作ってくれました。
また、定期的な医師の妊婦検診も欠かさず行きました。自宅での安静が適切に維持されているかを確認し続けました。家族の理解とサポートがあったからこそ、このような環境を整えることができ、切迫早産のリスクを乗り越えることができました。
これらの対策が組み合わさり、最終的には無事に出産に至ることができました。
これは私の個人的な体験に過ぎず、すべての方に同じ方法が適用できるわけではありませんが、家での安静をできる工夫をしていくといいと思います。
家族のサポートが難しい場合は、便利な外部サポートを利用してくださいね。
入院しなくてよかったこと・困ったこと
私の感じた入院しなくてよかった・困ったと感じたことをまとめました。
よかったこと
入院しなくてよかったこと | 理由 |
---|---|
点滴がない | 長期間点滴につながれるストレスや針の跡や痛みがないので快適です。 |
周りに気を遣わない | 看護婦さんや同じ入院患者さんに気を遣わないで済みます。自分の臭いや咳やくしゃみなどの音も気にせず過ごせます。※同居など環境によっては、自宅の方がストレスになることもあります。 |
家族と過ごせる | 上の子がいる場合一緒に成長をみることができます。※安静にしにくいこともあります。 |
困ったこと
入院しなくて困ったこと | 理由 |
---|---|
身体の変化の度に不安 | お腹の張りが強く長いときや、動機が強く呼吸が苦しく感じる時はどのタイミングで病院に連絡するべきか判断に困るという不安があります。 |
家族にイライラを向けられる | 3カ月と長期間両親に私に代わって家のことをお願いしていたので、家事・育児のストレスをぶつけられて、ケンカになることもありました。 |
お金がかかる | 保険に入った状態で長期入院すると、保険料が入院費より上回ってプラスになることがあります。入院がないと全てに実費でお金がかかります。※状況によって変わります。 |
妊婦である自分自身もいろんな行動制限や心の葛藤があるので、すごくストレスが多いです。家族もなれないサポートなどで余裕がなくなり、ケンカになることもあると思います。そうなると余計に辛くなるので、便利なものなどを活用して、乗り切っていけたらいいと思います。
ただ楽をするためではなく、家族が笑顔で過ごすために便利なサービスを活用しましょう。
入院しないで過ごしたい方へ
入院しない場合のこと、切迫早産の診断の事実、安静の考え方を知っておくと子宮頚管が短くても自宅安静で乗り切りやすくなります。
入院しないメリット・デメリット
入院しない場合のメリットとデメリットをまとめました。
入院しないメリット
内容 | 説明 |
家族と一緒に過ごせる | 自宅では家族との貴重な時間を過ごすことができ、特に子どもがいる場合、親子の絆を深めることができる。 |
快適な環境 | 自宅の慣れ親しんだ環境で過ごすことができ、自分のペースでリラックスしやすい。 |
精神的な安心感 | 自宅での生活は精神的な安定につながり、ストレス軽減に効果的である。 |
自分好みの食事 | 好きな食事を選べるため、食生活の質が向上し、栄養状態を自分で管理しやすい。 |
個人的なスペースの確保 | 自分だけの空間を持つことでプライバシーが守られ、心地よい休息が得られる。 |
病院感染症のリスク低減 | 病院内での感染リスクを避けることができ、特に流行病の際にはその利点が大きい。 |
私はメリットの家族と過ごせること、快適な環境で過ごせることがすごく嬉しかったです。寝たきり安静でも絵本を読んだり、お話したりして、母親としての役割を果たせることが幸せでした。入院は点滴薬の投与や検査などの制約が多く、自由に動けないことが辛いですが、自宅安静なら、自分の好きなタイミングでシャワーを浴びたり、本を読んだり、テレビを見たりできます。トイレも気にせず行けます。
入院しないデメリット
内容 | 説明 |
早産のリスク増加の可能性 | 専門的な医療監視が得られず、異常に気が付くのが遅れる可能性がある。 |
家事や子育ての負担 | 自宅での生活では、家事や子育ての責任が増え、特に安静を保つことが困難になることがある。 |
緊急時の対応遅延 | 緊急事態が発生した際に、病院への移動時間が発生し、迅速な対応が難しくなる。 |
孤独感 | 病院での切迫早産の妊婦さんとの交流がなく、孤立感を感じることがある。 |
家族への依存度増 | 日常生活のサポートを家族に依存することになり、家族に対する精神的、物理的な負担が増える。 |
お腹の張りや動機などが頻繁にある時は、すごく不安に感じます。協力してもらうことが増えるので、家族の負担が増えイライラも増えます。
両方を知った上で、少しでもデメリットをカバーしながら過ごせるといいですね。
妊娠中の失敗から感じた、夫婦のコミュニケーションの大切さもまとめています。よかったらご覧ください。
\3人目もやっぱり切迫早産に!なりやすい人の夫婦の協力とコミュニケーションの大切さ/
病院が変わると診断も変わることも
医師や医療施設によって、切迫早産の診断基準や治療方針が異なることがあります。里帰り出産など考えている方が、新しい病院を受診した日に安静にしなくていいと言われることもあります。もちろんその逆もあります。別の病院でセカンドオピニオンを求めることで、自身の状況が変わることがあります。
※不必要に病院を変えることはおすすめできません。
私は主治医を変えたことで入院を回避できたと考えます。
医師の診断の違いについて知ったり感じたりした体験をこちらの記事にもまとめました。よかったら合わせてご覧ください。
\してはいけない体勢や座り方と寝方/知っておきたい現実/
医師の指示に基づく安静を
医師の指示に従って適切なレベルの安静を保つことが重要です。
自然分娩に精通した医師の話では、過剰に安静にしすぎて「予定日を超えてもなかなか産まれない」などの状況があることを聞きました。妊婦さんや赤ちゃんの状態によって、適切な時期から、散歩やスクワットを指導していた医師だったので、スムーズなお産につながる判断をされていたんだと思います。
自宅での安静には、寝たきり安静から軽い家事のみ許可される程度の安静まで、さまざまなレベルがあります。自己判断はせず、医師にどの程度の安静をするべきか確認するようにしてください。
私は入院経験があったから3人目妊娠中は、ほぼ寝たきり安静でした。
安静中はなかなか時間がたたず、ネガティブになりがちです。
計画的にやることを考えておくと、不安が緩和します。
\3回の暇つぶしで経験した23の暇つぶしと心の変化/無力感を減らす方法3つ/
まとめ
私は、子宮頸管が短いと診断された妊娠中に、入院しないで自宅安静で過ごすことができました。入院と同じ安静を保つ決意、家族とのコミュニケーションと協力、安静に過ごせる環境作りをしたことが入院回避につながりました。
入院しないで過ごすことは、私にとっては良い選択でしたが、それは私の場合であり、すべての人に当てはまるとは限りません。入院しないで過ごすメリットもデメリットをよく理解し、医師の診断と自分の判断や責任で選択することが必要です。
もし、あなたも子宮頸管が短いと診断された場合は、医師や家族と相談しながら、自分にとって最善の方法を見つけてください。あなたの妊娠が無事に終わることを心から願っています。
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