私の何がいけなかったのかな・・
早産を予防したい・・
上の子もいるし、もう二度と辛い入院はしたくない!
という気持ちから切迫早産になりやすい人の情報を検索しているのではないでしょうか?
私も初めての切迫早産の診断で主治医から入院の指示を受けたと同時に
体質かもね
と言われて、体質って?そもそも切迫早産って何?どんな人がなりやすい?と思い検索していました。
入院中や2人目妊娠初期にも絶対入院したくないと考えて、原因や予防法につながることを調べていました。
切迫早産になりやすい人の特徴を知って、できる範囲で気を付けることが大切です。
この記事では
切迫早産になりやすい人の特徴
2人目・3人目は切迫早産になりやすいか
妊婦さんが知っておくといいこと
をまとめました。参考にして今後の妊娠生活に役立ててくださいね。
切迫早産になりやすい時期や週数は
切迫早産とは、通常の妊娠よりも早い段階で早産の兆候が見られる状態をさします。
性器出血
おりものの異常(悪臭・水っぽい)
頻繁なお腹の張り
子宮頚管の短縮など
少しでもおかしいと思ったら、お医者さんにみてもらいましょう。
切迫早産になる時期は、妊娠22週0日から36週6日です。
切迫早産の診断はこの週数でなる人が多いという確実な情報はありません。ですが、周りの入院してくる妊婦さんは30週~33週くらいの方が多かったです。
私の経験と医師の話から、週数が増えるほど
身体がお産に向けて変化する(子宮口が柔らかくなる)こと
赤ちゃんが大きくなるので、その重みで子宮頚管が短くなること
で切迫早産になりやすくなると思いました。
私は1人目は22週で自宅安静→24週で入院、2人目は30週で入院と言われました。
切迫早産になりやすい人の特徴(体型や職業)
切迫早産になりやすい人の特徴、体型や職業が切迫早産になりやすくするリスクをお伝えします。
切迫早産になりやすい人の特徴
切迫早産になりやすい人の特徴としては、以下のようなものになります。
切迫早産になりやすい人の特徴 | 説明 |
多胎妊娠 | 双子や三つ子などの多胎妊娠は、子宮内の圧力がかかり、子宮頸管が開きやすくなるため、切迫早産になりやすいです。 |
高齢出産 | 35歳以上の出産は、子宮頚管無力症や胎盤の位置異常などの原因が多く見られるため、切迫早産になりやすいです。 |
子宮頚管無力症 | 子宮頸管が短くなってしまう症状で、子宮口が開きやすいため、切迫早産になりやすいです。 |
子宮筋腫 | 子宮内にできる良性腫瘍で、子宮内膜を圧迫したり、出血したりすることで、切迫早産になりやすいです。 |
胎盤の位置異常 | 胎盤が子宮の下部に位置する場合、胎盤前壁分離や胎盤早期剥離などの合併症を起こしやすく、切迫早産になりやすいです。 |
糖尿病 | 妊娠中の糖尿病は、血糖値が高くなることによって、胎児が巨大化し、出産時の合併症や切迫早産のリスクが高まります。 |
高血圧 | 妊娠中の高血圧は、母体の血管が収縮し、胎児に栄養や酸素が届きづらくなることや、胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなるなどで(常位胎盤早期剥離)、早産になる可能性があります。 |
早産や切迫早産の経験者 | 早産や切迫早産の経験がある人は、再発する可能性が高く、切迫早産になりやすいです。 |
喫煙・飲酒 | 喫煙や飲酒などの生活習慣がある場合、胎児の発育に悪影響を及ぼして、切迫早産のリスクを高める可能性があります。 |
円錐切除術を受けた人 | 円錐切除術は、がんの治療などに用いられる子宮頸管を一部切除する手術です。円錐切除術後は、子宮頸管が短くなり、妊娠中に子宮口が開きやすくなるため、切迫早産のリスクが高まることが知られています。 |
細菌性腟症の人 | 細菌性腟症は、細菌のバランスが崩れることで感染症が起こり、子宮頸管や羊膜を刺激する可能性があります。そのため、切迫早産になりやすいです。 |
ストレスが多い人 | ストレスを感じると、交感神経が優位になり、子宮収縮が起こりやすくなります。また、ストレスによって血管が収縮し、血流が悪くなることで、お腹の赤ちゃんに栄養が届きづらくなるため、切迫早産のリスクを高めると言われています。 |
特徴にあてはまらないし、若いから安心と考えて油断することのないように過ごしましょう。安静にしていたら大丈夫ということはないですが、気を付けて過ごすことが大切です。
切迫早産になりやすい人の体型
切迫早産になりやすい人の体型としては、以下のようなものが挙げられます。
なりやすい人の体型 | 傾向 |
痩せすぎ体型 | 栄養不足やホルモンバランスの乱れなどで、切迫早産になりやすいです。 |
肥満体型 | 妊娠高血圧症候群や糖尿病などの合併症が起こりやすく、切迫早産になりやすいです。 |
※一般的な観察として述べられているものであり、特定の科学的な研究や証拠を元にしたものではありません。
痩せすぎや肥満を判定する基準としてBMIというものがあります。
※妊娠前の体重で計算すること
BMI値(計算ででた数字) | BMIの分類(体型) | 体重増加の目安 |
18.5未満 | 低体重(痩せすぎ) | 9〜12kgの体重増加が推奨されている。 |
18.5~25未満 | 普通体重 | 7〜12kgの体重増加が推奨されている。 |
25以上 | 肥満 | 5kgの体重増加が推奨されている。 |
BMI は母親と赤ちゃんの両方に影響を与える可能性があるため、妊娠において重要な要素です。BMI が低い場合は、栄養不足や貧血などの問題が起こりやすくなります。一方、BMIが高いと、妊娠糖尿病、高血圧、胎児発育制限などの合併症のリスクが高くなります。妊娠中の過度の体重増加も早産のリスクの増加につながる可能性があります。なので、母親と赤ちゃんの両方の合併症のリスクを軽減するには、妊娠中に健康的なBMIを維持することが重要です。
一週間で0.3〜0.5㎏以下の体重増加になるように気を付けましょう。
3回切迫早産の私のBMI値は普通で、体重の増減もそこまでありませんでした。ただ、3回とも妊娠中4カ月頃の検査で妊娠糖尿病(妊娠中だけ血糖値が高い状態)と診断されました。
BMI(分類) | 体重増減 | |
1人目 | 23(普通体重) | 約0.5㎏減 |
2人目 | 24(普通体重) | 約1.5㎏増 |
3人目 | 23(普通体重) | 約3㎏増 |
なりやすい人の体型の肥満・痩せすぎのどちらにもあてはまらなかった私ですが、3回とも切迫早産でした。なりやすい人の体型が、あてはまらなかったら大丈夫というわけではないので、妊婦検診は必ず行き、何かおかしいと思ったら早めに受診するようにしてくださいね。
体重の増加防止と空腹の対策でアーモンドフィッシュを少しづつ食べていました。
切迫早産になりやすい人の職業
切迫早産になりやすい人の職業は、以下のようなものが挙げられます。
長時間立ち仕事をする職業
重いものを持ち上げる職業
ストレスが多い職業
シフト制で夜勤をする職業
長時間立ち仕事をする場合は、下半身の血流が悪くなり、子宮収縮を促進する可能性があります。また、重いものを持ち上げる場合は、腹圧が上昇し、子宮頸管に負担がかかる可能性があります。ストレスが多い場合は、ホルモンバランスが乱れ、子宮収縮を引き起こす可能性があります。シフト制で夜勤をする場合は、睡眠不足や生活リズムの乱れが起こりやすく、免疫力や代謝機能が低下し、感染症や炎症などのリスクが高まります。これらの状態は、切迫早産のリスク要因となります。
保育士、介護士、看護師、販売員などが該当します。
※なりやすい職業があてはまれば必ず切迫早産になるというわけではありません。
不安軽減になが~くつかえるトコちゃんベルトを!
職場環境によっては妊婦さんに理解や配慮のない場合もあります。自分本位な判断のように言われても困りますよね。その場合に、母性健康管理指導事項連絡カードを使うことができます。仕事時間の短縮や仕事の制限、休業などを医師にかわって伝える事ができます。事業主に適切に状況を伝え、働く妊婦さんの不安を解消し、伝える上での負担を軽くすることができます。
厚生労働省「母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法について」
私は少人数の職場で働いていましたが、そこでは人手不足などもあり、妊婦さんに理解がないなと感じることもありました。母性健康管理指導事項連絡カードを使用しても、気まずい場合は、別の選択肢も考えた方がいいと思います。
2人目も3人目も経産婦は切迫早産になりやすいか
2人目も3人目も経産婦(一度でも出産したことがある妊婦さんのこと)は、切迫早産になりやすいと言われていて、子宮の収縮が起こりやすくなると考えられているようです。
早産や切迫早産の経験者は次回以降の妊娠でも、繰り返す人が多い傾向にあります。
でも、2人目や3人目は切迫早産にならなかったという人がいるのも事実です。
個人差があり、欧米式治療法をとりいれている病院など、受診する病院や医師によっても診断が異なるというのが現状です。
前回出産した後、次の妊娠までの最適な期間は18-24カ月とされています。この期間は、次の妊娠・出産に備えるために必要な期間で、妊娠中の合併症や早産のリスクを減らすことができます。
※個人差があります。
2人目も経産婦は切迫早産になりやすいか
2人目切迫早産にならないためにやったことをまとめました。よかったらご覧ください。
\2人目切迫早産にならないために/なりやすい私がやった3つのことを紹介/
個人差もあり主治医によって診断が違うので、切迫早産になりやすいかは人によるというのが現状です。
2人目は切迫早産になりやすいかについて私の場合、産科医に質問する前に言われました。
1人目出産後の最後の診察時に
次は入院覚悟で妊娠してね
切迫早産確定で入院も確定なんてイヤ・・・
と辛さを感じたのと同時に、絶対同じようにはならないようにしようと決心しました。
次回の妊娠で気を付けたことNG行動などをまとめています。よかったらご覧ください。
\してはいけない体勢や座り方と寝方/知っておきたい現実/
私が試したことは、主治医を変えることや早めに準備を進めて、お腹が大きくなる時期にあまり動かなくてよくなるようにしました。予防に効果がありそうなグッズに頼るのもありだと思います。具体的には以下のようなことをしました。
病院 | 主治医を変える。 |
準備 | 5ヶ月頃から出産準備。(切迫早産の入院準備、出産準備、赤ちゃんの準備) |
トイレに近いところでなるべく横になって過ごせるように部屋の環境を整える。飲み物や暇つぶしグッズなど必要なものはまとめて手の届く範囲に置く。 | |
家事 | ネットスーパー・ネットショッピングで買い物を済ませる。 |
お昼ご飯は弁当の配達を利用した。 | |
家族の食事も時間のかからない簡単なもので済ませる。 | |
ときどきまとめてコインランドリー(旦那にお願いする)。 | |
洗濯物干す場合は、上の子にハンガー掛けなど手伝ってもらう。 | |
洗濯物は自分の物はたたまない・家族のものは畳んだものをしまってもらう。 | |
掃除は最低限(週に1回くらい)にする。 | |
育児 | 上の子の外遊びはまかせる。 |
上の子と室内で遊べるものを用意(絵本、シールブック、カードゲーム、折り紙、塗り絵など)して一緒に楽しむ。 | |
上の子は抱っこせず座ってハグする。 | |
グッズ | 腹帯やトコちゃんベルトを使用する。 |
上記に気を付けていても安静期間が長くなると気が抜けてしまいます。(お風呂で黒カビをみつけてしまい)我慢できずにお風呂掃除をしてしまいました。結果、翌日少量出血して切迫早産で入院になりました。
それでも1人目約3カ月入院→2人目約1カ月入院と入院期間は短くなったので、気を付けるに越したことはないと感じました。気持ちが嫌になっても、気を抜かないことが大切。
切迫早産での入院中、カーテンで仕切られただけの大部屋では、他の妊婦さんの話が聞こえてきます。会話から推測する限り、入院中の方の内3人は経産婦(多分2人目)でした。
- 1人目の時は点滴抜いたらすぐに陣痛はじまった。
- 家に1回帰ったのに翌日に陣痛きてすぐに病院に逆戻りした。
- あんなに入院したのに普通に予定日までもった。
と言っていたので、1人目が切迫早産だと2人目もなりやすいんだと感じました。
3人目も経産婦は切迫早産になりやすいか
3人目ならではの問題や対処方法をまとめました。よかったらご覧ください。
\3人目もやっぱり切迫早産に!なりやすい理由と乗り越え方を紹介/
3人目も個人差もあるので切迫早産になりやすいかは人によるというのが現状です。
私の場合やっぱり3人目も切迫早産になるだろうと覚悟を決め、入院だけは回避したいと思い、入院中と同じ状態の安静を保つようにしました。具体的には自分の両親と旦那に家事・育児を交代で私の代わりにしてもらいました。私の行動は、トイレ・2日に1回のシャワー・ご飯を食べる・妊婦検診だけで、それ以外は身体を横にして3ヵ月過ごしました。寝ながらできる遊びは上の子2人としていました。絵本、シールブック、カードゲーム、折り紙、塗り絵などの他にもキャッチボールセットも購入して遊んでいました。
そして3人目もやっぱり切迫早産になりました。妊娠8ヵ月の妊婦健診で、
お腹に力を入れた時に子宮頚管が2.4㎝しかない。モニター(お腹の張りや赤ちゃんの状態をみる機械)でお腹が張ったら入院ね。
と言われ、
お腹が張りませんように・・・
とドキドキしながら願っていたら、1回も張らなかったので引き続き安静と言われて家に帰ることができました。3人目は、自宅安静のみで入院は回避できたので、嬉しかったです。
子宮頸管が短い場合のできることをまとめています。あわせてご覧ください。
\【子宮頸管が短い】伸ばすために3回の経験で試した方法/
入院中の病院で3回とも長期入院になった妊婦さんに、話を聞きました。今が3回目と言っていてその方は、
3人とも男の子だったから、4人目の妊娠が女の子確定じゃないなら、もうこんな思いはしたくない。だから、次の妊娠はないと思う。
と言っていました。
私もその方と同じく3回とも切迫早産になったので、切迫早産になりやすい人は繰り返すんだと思いました。
入院を回避できた私がしないように気を付けた体勢や行動をまとめました。
\してはいけない体勢や座り方と寝方/知っておきたい現実/
2人目3人目を希望するけど入院はしたくないと諦める前に
次の2人目ではどうなるのかな・・・という方や、3人目の次こそ違う性別が(男の子または女の子が)ほしいと考える方は、少なくないと思います。辛い入院や早産を経験した人は、記憶が新しいほど、次の妊娠をためらうかと想像します。次の妊娠の方が安静生活が長くなったという人がいるのも事実ですが、妊娠経験があるので、お腹の張りがどういうものかもわかり、異常に気づきやすいので慎重に過ごせて乗り切れる方もいます。
私の衝撃を受けた考えに「やらなかった後悔は一生後悔する」というものがあります。やらなかった後悔は後々、自分自身を責めることが多く、心の傷が大きくなります。こうしていたら・・・という気持ちがどんどん湧き上がってくるからです。
私も子供に兄弟をという考えと、2人目も入院はイヤという思いが葛藤していた時期があります。でも、2人目を諦めると後悔すると考え、できることをしようと思いました。
私は主治医を変えることや環境を整えることを試しましたが、掃除や育児など有料のサービスを利用したり、子宮口を縛る手術をしたり、筋肉注射をしたり、欧米式の治療法をとりいれている病院を選んだりといろいろな方法で乗り切っている方がいます。自分がいいと思う方法をみつけて乗り切れるようにしてくださいね。
どっちの選択が後悔するかな・・?と考えてみてください。
不安を感じる妊婦さんへ
切迫早産の診断を受けてしまっても必ず早産になるわけではありません。入院や自宅での安静などを行うことで、無事37週の正期産を迎えることができる場合もあります。
私の経験から未来の自分を決めるポイントは、お医者さんの診断と自分の行動です。自分ができることをしたら、後は願うだけだと思います。
お医者さんとは、コミュニケーションをとるようにすることが大切で、セカンドオピニオンも一つの選択肢です。他のお医者さんは診断が違う場合があったり、他の医師の意見を聞くとより納得感が得られることもあります。
欧米式治療法をとりいれたとこや自然分娩に理解のある病院の先生がよさそう。
自分の行動とは、妊娠中の過ごし方を家族と話し合うことや計画、出産に向けてのいろいろな準備などがあります。
具体的には、切迫早産になりやすい人が知っておくべき内容でまとめています。よかったらご覧ください。
\切迫早産気味と言われたらしておくべき準備と自宅安静中にできること/
切迫早産を3回経験した私も、情報収集したり、準備や対策をしたりしていましたが、それでも無事出産し終えるまでは、不安やドキドキが続いていました。入院中に便意とわからず激痛が続いてすごく怖くなりナースコールしたり、早めに退院して家に帰ってからも毎日そわそわしたりして、ひたすら無事産まれることを願っていました。
後悔のない選択には知識や情報が必要です。自分に合った情報を選びとって不安を軽減できるようにしていきましょう。
まとめ
切迫早産になりやすい人の特徴は、子宮に何らかの病気を抱えている人、ストレスの多い環境にいる人、あるいは妊娠に影響を与える感染症にかかっている人などが多くなります。 早めの情報収集や準備、主治医とのコミュニケーションがポイントです。自分に合った方法を見つけ、不安を楽にするための対策を考えましょう。周りのサポートを上手に活用して、お母さんと赤ちゃんの健康を第一に考え、少しでも楽しめる妊娠ライフをおくってくださいね。