ある日検診に行くと子宮頚管が短いなどの理由で、「自宅で安静に過ごしてね」
と言われ、突然の環境の変化に、なんで自分だけと感じたり、どのくらい安静にするべきかなど迷ったりして、モヤモヤしながら過ごす時間が長くなりますよね。
私も切迫早産を3回経験しているのでよくわかります。自宅での安静や入院など、それぞれの経験からこうしておけばよかったと後悔することがたくさんありました。
安静度や安静期間は人それぞれで、はっきりした答えはわかりませんが、入院に対する準備だけは必ずしておく方がいいと言えます。34週未満の方は特に入院になる可能性が高くなるからです。もし入院にならなくても出産は必ずあり、準備したものは産後の入院にもほとんどそのまま使えます。
ここでは自宅で安静中に知っておきたかったこと、しておくべき準備、できることを紹介します。よかったら参考にしてください。
切迫早産になりやすい人の特徴と2人目・3人目を乗り切った方法もまとめました。
\切迫早産になりやすい人の特徴を紹介/2人目・3人目について/
切迫早産気味で「自宅で安静に」と言われたら/私が知っておきたかったこと
切迫早産気味と言われたら、自宅で安静にするように言われます。私の場合、初めての安静指示を受けた時に病院では、本来閉じているはずの頸管長が短くなってること、家でゴロゴロしてねということしか聞かされてなくてのちに後悔したことがあります。私の知っておきたかったことは以下の3つです。
横になって安静に(座るのもダメ)
入院になると自宅安静の何倍も辛い
入院準備だけは進める
横になって安静に(座るのもダメ)
私の3回の経験で医師から言われた、安静にする上で絶対に控えるべきことは1.外出する 2.重い荷物を持つ 3.性行為の3つです。「安静は最大の薬」という言葉も印象に残っています。そのくらい安静が大切ということです。そして座って安静にするのではなく体を横にしておくことが早産を予防につながると感じました。横になることで、子宮の圧力が下がり、早産のリスクを減らすことができるからです。
34週未満で週数の早い方は横になって安静にする方が安心。
私自身、入院も経験し、自宅安静で乗り切った経験もありますが、入院と同じくらい何もせず体を横にして安静にしておくと、早産も入院も回避しやすくなると実感しました。
※個人差があるので、保証はできません。過去の自分に伝えたいこととして書いています。
ですが、安静にしすぎてお産の進みが悪くなったとの体験談を聞いたこともあるので、妊娠週数や赤ちゃんの成長を考慮して、バランスのとれた過ごし方をしましょう。主治医にどのくらいの安静が必要かを確認しておくと安心です。
【確認のポイント】
安静の期間
仕事の可否
入浴の注意点
買い物など外出の目安
食事の準備や洗濯・掃除などの家事はどの程度可能か
寝方ややってはいけない姿勢
などです。切迫早産気味であっても適切な行動をとれば、早産にならず正期産(37週)まで持ちこたえることができる場合が多いです。
私は2人目妊娠中、長期間の自宅安静で、気のゆるみから動いてしまい少量出血。入院になって後悔しました。
なので主治医の指示を守って、なるべく横になって過ごすことを心がけてくださいね。
入院になると自宅安静の何倍も辛い
点滴薬につながれ点滴の針の痛みやお風呂に入れない、家族に会えないなどたくさんの制限から不快感が自宅安静の時より多くなります。
【私の場合】
自宅安静 | 入院 | 違いについて |
内服薬 | 点滴薬 | ・つながれたままトイレへ・夜中にエラー音がピーピーなって目覚める・寝返りの時も点滴の管を気にしながらでぐっすり寝られない・数日ごとに張りを差し替えるので、血管がボロボロ、腕が針の後だらけ・モニターでお腹の張りが多いと点滴薬の量が増えたり、種類が変わったりする(副作用が強くなる) |
何もない | 毎日モニター | モニターはお腹の張りや赤ちゃんの状態を観察する機械のこと(お腹に2つベルトを巻いて20分くらい同じ体制で過ごします)・同じ姿勢で過ごすのが辛い・結果が悪いとお風呂禁止や点滴薬の増加で苦しみが増えるのがストレスになる |
毎日シャワー | 3日に1回20分以内のシャワー | ・モニターでお腹の張りが多いと3日に1回のお風呂も許可されない・5日ほどシャワーをしていないと頭がべたついてかゆくなったり臭いがきつくなる |
家族で会話を楽しめる | 面会制限がある場合は家族に会えない | ・上の子に会えなくて寂しい・不満を話せずストレスになる・長期間会えないと子供がよそよそしくなる |
トイレまでの距離が近い | トイレまでの距離が遠い | ・自宅では10歩でトイレにつくが入院中は100歩くらい歩かないといけない・お腹が大きくなると頻尿になり、トイレの回数が増えてストレスに感じる |
入院になるとすごく辛いので、もっと安静に気を付けたらよかったと後悔しないように自宅安静で乗りきれるように気をつけましょう。
※どんなに気を付けても入院になることはあります。もし入院になっても、自分を責めすぎないようにしてくださいね。
自宅で安静にと言われたら入院準備を進める
自宅で安静にと言われたら入院の可能性を考えて入院準備を進めていきましょう。
入院中に読みあさったブログでよく目にした後悔に、突然の入院で荷物がない、家族に準備して持ってきてもらうのが大変とあり、入院準備はしておくべきと感じる人の多いこと。私も1人目入院の経験から2人目は準備をしていましたが、足りないものが多くTELやLINEでのやりとりが大変でした。
なので、安静を言われたら早めに入院準備を進めておくといいです。
次で入院準備のポイントを紹介しています。
切迫早産気味と言われたら/しておくべき入院の持ち物準備(3つに分類)
妊娠中の異常が発見され、自宅で安静にしていても、のちに入院となる場合があります。このような状況に備えて、入院準備をしておくことは重要です。
切迫早産の入院は多くの場合、妊婦健診で病院に行ってそのまま入院と言われて自宅に戻ることすらなく、そのまま病室へ車椅子で移動になることも多いです。そうなった時、自分の着替えや必要なものを家族が、迷いながら自宅でかき集めて持って来てくれる事になります。
なので、妊娠中に医師から自宅で安静にと言われたら、自分が困らないようにするために入院準備が必要。
入院の持ち物は3つの袋(バック)に分けて準備します。
- 妊婦検診で持参するとりあえず入院グッズ
- 入院の基本の持ち物
- 最低限のお産グッズ
スマートフォンの充電器は普段使うものなので、持っていく荷物にメモ紙を貼り付けて、妊婦健診の日に入れるようにしていました。
妊婦検診で持参するとりあえず入院グッズ
入院の持ち物は量が多くなるので、その中でも最低限の必要なものを妊婦健診の時に持っていくのがいいです。入院が決まってから、どのくらいの時間で家族が荷物を届けてくれるかを考えて、とりあえず入院になっても1日(24時間)は大丈夫なくらいの荷物をまとめておきましょう。
スマホの充電がなくなったり、印鑑がなくて困ったり入院になってあわてることが多いです。
なので自宅安静の場合でも、いつ入院になるかわからないので、妊婦健診や急な診察に行く時には、とりあえず入院グッズを持って行くようにしましょう。
【とりあえず入院グッズ】
入院グッズ | 用途・ポイント | |
手続きに必要な物 | 母子手帳 | 妊婦検診の時にお母さんと赤ちゃんの状態の記録に使用。 |
妊婦検診補助券 | 妊婦検診で費用をおさえる為に必要。 | |
診察券・健康保険証 | 妊婦検診の手続きに必要。 | |
マイナンバーカード | 健康保険証利用で、入院の時の高額な医療費でも面倒な手続きが不要になる。 | |
印鑑 | 書類記入時に使用。 | |
ボールペン | 記録や書類の記入に使用。 | |
飲食用 | 割り箸 3膳 | 使い捨てできる、割り箸が便利。 |
ペットボトル500ml 1本 | とりあえず1本。どうしても足りない時は、自動販売機で購入をお願いする。(現金必須) | |
予備用 | 下着(マタニティショーツ) 1枚 | 出血、破水、お産など急な状態に備えて用意。 |
ナプキン・おりものシート | 出血なども気づきやすく、お風呂に入れない状況でも取り替えることで清潔を保てる。 | |
タオル | 手拭きや、泣いてしまった時にも使える。 | |
ティッシュ | 入院になった辛さ、涙と鼻水に使用。 | |
マスク | インフルエンザ流行時など感染予防に役立つ。 | |
現金 | 冷蔵庫やテレビの使用に、テレビカードを購入。(個室や病院によっては不要)急に必要なものができた時にも必要。 | |
連絡手段 | スマホ | 連絡手段や情報収集、暇つぶしに必要。 |
スマートフォンの充電器 | 入院になった場合、家族が荷物を持ってきてくれるまでに充電がなくなると連絡がとれず困る。 |
切迫早産=重いものは持たない
なので、妊婦検診に持っていくことを考えて、重くなりすぎないように、最低限のものにしましょう。
入院の基本の持ち物
入院になって2日目から1週間分くらいの荷物が目安です。
入院が決まったら、基本の持ち物を家族に頼んで、あとから持ってきてもらいましょう。
【入院の基本の持ち物】
持ち物 | 用途・選ぶポイント | |
衣類・寝具 | パジャマ | 病院は一定温度に保たれている。毎日モニターをおなかにつけるので上下分かれている方がいい。薬の副作用で暑く感じることが多い。 |
下着(マタニティショーツ、マタニティブラジャー) | 点滴治療中は、ブラジャーのつけ外しが自分だけではできない。 | |
スリッパ | 脱ぎ履きしやすく、滑りにくい通気性のいいものがいい。 | |
タオル | 洗顔はしてない&お風呂は毎日入れない人が多い。空気の乾燥予防にも。枕の上に敷いて毎日変えると匂い対策に。 | |
衛生・ケア用品 | 歯ブラシセット(歯ブラシ、コップ、歯磨き粉) | 歯周病予防、不快感予防に。 |
お風呂セット(シャンプー、リンス、ボディソープ、ボディタオル) | 小さな詰め替えボトルが持ち運びやすい。長期入院だと何度も補充しなきゃいけない。 | |
保湿セット(化粧水、乳液、リップクリーム、ボディクリーム) | 唇や肌の乾燥を防ぎ、妊娠線の予防にも使える。 | |
ウェットティッシュ | 身体のほてりを軽減したり、身体を清潔にしたりできる。 | |
ティッシュ | 長期入院の場合、5箱入りでも足りない。 | |
おりものシート | お風呂に入れない状況でも取り替えることで清潔を保てる。長期入院の場合はたくさん必要。2枚重ねも便利。 | |
マスク | 流行病対策に。病院によっては必須。 | |
飲食関連 | コップ | 水やお茶など水分補給に必要。ペットボトルで飲む場合は不要。 |
ストロー | ペットボトルにさして使える。蓋つきコップストローで使うと便利。急なお産に数本は準備しておくと安心。 | |
スプーン | 点滴による手の震えでの食べにくさを緩和できる。 | |
フォーク | 点滴による手の震えでの食べにくさを緩和できる。 | |
お箸・割りばし | トイレついでにサッと洗うマイ箸か、使い捨てには割り箸が便利。 | |
飲み物 | 水やお茶の2Lのペットボトル。長期入院はケース買い。なくなる前に家族に持ってきてもらう。 | |
その他持ち物 | めがね | 必要な場合は持参。 |
飲んでいいる薬 | 飲んでるものがあれば持参。 | |
スーパーの袋 | 汚れた物を入れたり、持ち物を収納するのに便利。 |
入院が急な場合でも、これらのグッズをまとめておくと安心ですよ。
自宅安静中でも2日に1回のシャワーだったので、おりものシートは大活躍。不正出血なども気が付きやすい!
もし入院になったら、骨盤ベルトや暇つぶしグッズなど快適に過ごすために用意しておくといいものもあります。その場合はこちらの記事を参考にしてください。
\切迫早産の入院中に病院でほめられた持ち物や快適さアップの便利グッズ/
最低限のお産グッズ
いつお産がはじまるかはわからないので、最低限のものだけでも先に準備しておきましょう。そのほかの出産グッズは後で少しずつ準備するといいですよ。
私が準備した最低限のお産グッズは以下の3つです。
【最低限のお産グッズ】
産褥ショーツ | 2枚 |
飲み物(ペットボトル) | 1本 |
ストロー | 1本 |
〈産褥ショーツ〉
パッドはしっかりと固定でき、清潔に保てる。
肌に優しい素材で、通気性も抜群。
診察時は、ショーツを脱がなくても大丈夫。
医師や助産師さんが出産後に傷の状態などを診察します。普通のショーツのように脱がなくても、股の部分だけ開ければいいので、産後の切開の傷や骨盤の痛みなどの身体的なストレスが少なくて済むのがありがたかったです。
〈飲み物(ペットボトル)〉
陣痛の間や出産直後などの水分補給に使います。
お茶やお水など自分にあった飲み物を用意しておきましょう。
〈ストロー〉
寝たまま飲めるようにストローがあるといいです。私の場合、スピード出産だったので、ストローでよかったですがストローキャップやコップストローなどがある便利なので用意できるならしておくといいかもしれないですね。
妊娠週数や病院でもらえる持ち物、貸してくれる物、病院と家の距離などの環境によっても準備物は違います。病院名で検索してみたり、電話で聞いてみたりするなどしてみるといいです。ここで紹介するもの以外にも、必要なものがあれば、準備をしておいてくださいね。
※ここで紹介したものは最低限の準備物なので、暇つぶしグッズやお産を快適にするグッズなどは少しずつ準備していきましょう。
自宅で安静中にできること
入院の準備だけではなく、自宅で安静にしている間にしておくといい準備もあります。私は、1人目妊娠中に約3ヶ月入院した経験から、2人目と3人目の妊娠中にやった準備とやっておくといいと考えた内容をまとめました。
切迫早産についての理解を深める(私の後悔)
私は初めての妊娠の時、切迫早産について全く知らなかったので、自分の状態や医師の診断に納得できず、なかなか現状を受け入れられませんでした。インターネットで調べて色々な情報に触れると余計に、なんで自分だけと納得できないモヤモヤが増大しました。主治医や助産師さんに質問しても、納得できる回答もなく辛かったです。もっと早くから切迫早産について知っていればと後悔もしています。
辛かった自宅安静が入院よりマシ
上の記事でも紹介しましたが、何も知識がなく突然入院になった私は、あまりの不自由さをなかなか受け入れられませんでした。点滴に繋がれたままの生活や入浴制限など自由とは真逆の生活に「もっと家できちんと安静にしておけばよかった」と後悔しました。
病院や医師によって判断が違う
私が一番知りたかったことは、「なんで自分が切迫早産なのか?」です。3回の切迫早産を経験したことと、2人目の妊娠では1人目とは別の産院に行き、たくさんの時間いろんな質問を何度もしたので、【切迫早産の目安はあっても医師や妊婦さんによって切迫早産の診断が違う】ということが深く理解できました。
早産になると赤ちゃんはNICUへ
NICUは、赤ちゃんの命を守る大切な場所です。医師や看護師が、未熟児や低体重児、先天異常児などの新生児を、24時間体制で見守って、必要な治療や看護をしています。
2人目出産後に赤ちゃんはNICUへ1週間入院を経験。小さな体を管(点滴)につながれ、抱くこともできず、おっぱいをやることもできず、うれしいはずの産後に胸が締め付けられる思いで涙があふれました。抱っこして帰れると思っていたので、自分だけ先に退院して家に帰ると喪失感でいっぱいで泣いていました。
正期産(38週)での出産だったので、早産ではなかったですが、わが子がNICUに入る経験をしたことで自分が、切迫早産に対する認識があまかったと実感しました。
安静中に体験談などを読んでNICUに長期間入ることや、小さな体が管につながれることを知っていましたが、自分事として受け入れていなかったと反省。
安静にしているのが辛くて嫌になってしまう時期もありましたが、赤ちゃんをお腹で育ててあげることが大切で、それがお母さんにしかできないという事実を再認識しました。
正期産(37週)までどうするか話し合う
家族みんなで協力できると早産にならず、乗り切りやすくなります。ゴール(赤ちゃんを無事に産むこと)が同じだとイライラやケンカも減らすことができます。家族で協力するには義母や実母、旦那さんに切迫早産の知識や安静の大切さを知ってもらう方がいいです。
ですが、経験がない場合なかなか理解してもらいにくいので、主治医にどのくらいの安静が必要か、できなかった場合どうなるか、など説明をしてもうのもいいですよ。
きっと分かってくれてる♡という考えは捨てましょう。
掃除・洗濯・食事をのりきる方法
切迫早産は37週がゴールなので、長い期間、横になって安静にすることになります。普段、掃除や食事などの家事をしていない旦那さんがすることになると、とても大変で仕事とのバランスも難しくなります。
掃除➡ルンバや掃除代行サービス
洗濯➡洗濯乾燥機
食事➡宅配弁当や冷凍おかず
買物➡ネットスーパー
などある程度話し合っておくと、ストレスや喧嘩になるなどの状況を回避しやすくなります。
生活用品の場所や使い方の共有
家事や育児を主にしていた自分が入院することになったら、旦那さんが全てを代わりにやってくれることになります。その時に、生活用品の場所や使い方を共有しておくと、スムーズに家事ができます。例えば、洗濯機や掃除機の使い方、ゴミ袋や調味料の場所、ゴミ出しの日程などです。私は、言葉で伝えただけだったので、メモを書いて冷蔵庫に貼るなど分かりやすくしておいた方がよかったなと思いました。共有しておくと、いざ入院になっても安心して任せることができます。
消耗品を多めにストック
もし入院になったら、残された旦那さんは慣れない家事と上の子がいる場合は(育児)、仕事とバタバタすることが予想されます。入院にならなくても、自分が安静にしておかなければならない状況や今よりもお腹が大きくなることで動きにくくなり、不便なことが増えます。
ちょっとしたことかも知れないですが、バタバタしている時に、トイレットペーパーやティッシュがなくなり、買いに行かないといけないと焦ってしまう事が減るので、賞味期限がなくてよく使う物は多めにストックしておくと便利です。例えば、トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤や柔軟剤、シャンプーやボディソープなどです。私は、ネット通販でまとめ買いをしました。入院中にもティッシュ5箱セットや水を届けてもらうことがありましたが、自宅のストックがあったので、手間が少なく届けてもらうことができました。
切迫早産をきっかけに消耗品はネットでまとめ買い。産後も大助かり。
上の子のお世話について
上の子がいる場合は、旦那さんが育児に慣れていないとお互い不安になるかと思います。旦那さんは、そもそも切迫早産への意識が低く、入院になるかもしれないことやそうなったら自分が子供のお世話をすることになるなどの自覚がないことが多いです。その時に、上の子のお世話についての共有をしておくと安心です。
食事・遊び・排泄・お風呂などのライフスタイルについて共有
食事や睡眠の時間、好き嫌いやアレルギー、遊び方や好きなものなどの共有は普段以上に必要です。私は、旦那や実家の両親にその時々で伝えたり、同じルーティンは紙に書いておいたりしました。上の子がいる場合は、家族で上の子のお世話について共有しておくといいです。
上の子に言い聞かせておく&ふれあいを大切にする
上の子は、ママが妊娠中でも産後でも入院することを理解できないかもしれません。その時に、上の子に言い聞かせておきましょう。例えば、「ママはお腹の赤ちゃんが早く生まれそうだから病院に入院になるかもしれないのよ。今赤ちゃんが産まれてしまったら元気に生きていけないかもしれないから、もう少しお腹の中で大きくなれるように安静にしとくからね。入院したらしばらくお家に帰ってこれないからね。でもパパとおばあちゃんがいるから大丈夫よ。ママは電話で話せるからいつでも連絡してね。」などです。
プラスでこの時のふれあいも大切にしてほしいです。切迫早産の入院になると当たり前ですが、一緒に寝る事さえできません。母親としても寂しい気持ちになったり、恋しくなったりしました。そのことで涙もポロポロあふれていました。もっとふれあっておけばよかったと後悔しないように今の時間を過ごしてくださいね。
自宅で安静中も、寝ながら一緒に絵本を読んだり、お絵描きやシール遊びなど遊ぶこともできます。座ったままハグをしたりもできます。でも、もちろん自分の気持ちも大切にしながら、過ごしてください。
出産後の生活についての理解も深めるために、赤ちゃんが産まれてからの様子がわかる絵本なども読んでおくといいですよ。
入院になったらする事6つ
入院になったらすることをまとめました。心構えをしておくと落ち着いて対処できるので、確認しておいてくださいね。
大部屋か個室の決定
私は1人目約3カ月、2人目約1カ月、入院しました。入院になり、最初に決めなければならなかったのが、大部屋か個室かです。
大部屋は費用が安く済みますが、他の人の音や会話が気になるし、プライバシーもありません。
個室は費用が高くなりますが、自分のペースで過ごせるし、家族や友人も自由に訪問できます。私は個室をと思いましたが、それでも1日1万円ほどかかってしまうので、断念しました。
1人目は保険には入っていましたが、あまりにも高いと感じて2人部屋にしました。
2人目妊娠中の入院では、2回目で慣れていたのと、流行病でほとんど面会制限があり、家族に会う機会も少なかったので大部屋にしました。
妊娠週数が早い人など、入院する可能性がある人は、事前に家族で話し合っておくといいですよ。
入院書類の記入
初めての入院では、病室まで車椅子で移動し、何の説明もないまま点滴が始まり、副作用で震える手と落ち着かない状況で入院書類を記入しました。
初めての入院の時は印鑑がなかったので、持ってきてもらいました。
※入院の可能性があれば印鑑を忘れず持ってきましょう。
先の予定の確認(キャンセル連絡)
私は入院する前に、重要な予定は入れてませんでした。上の子の保育園の行事や友人との約束など、色々な予定がある方は、入院することになったら、それらの予定をキャンセルしなければなりません。キャンセル連絡をするのは申し訳ない気持ちにもなります。入院する可能性がある人は、先の予定をあまり詰め込まないようにするか、自分がいてもいなくても大丈夫なようにしておくといいですね。
入院中の上の子の入園説明会や餅つき大会などのイベントは、家族に代わりに行ってもらいました。
限度額適用認定証の申請orマイナンバーカードの持参
切迫早産の入院は長期間になることが多いので、便利な制度を利用しましょう。高額療養費制度というのがあり、医療費が高額になった場合に一部を払い戻してくれます。その時に限度額適用認定証があると最初から払わずにすみます。自己負担額が一定額を超えた場合に、超えた費用を免除してもらえる制度です。マイナンバーカードの健康保険証で限度額適用認定証が不要になります。
※加入している医療保険がデータを登録していない場合は限度額適用認定証が必要。
妊娠週数が早いなど長期間の入院が必要な可能性がある人は、事前に確認しておくとスムーズです。
保険会社に連絡(退院後でもOK)
私は退院後に連絡して、届いた書類に記入し返送して、保険金が振り込まれました。保険会社によっても違いますが、はやく保険金がほしい場合などは、自分の加入している保険会社に確認しておくといいと思います。
子供の所属先に連絡(必要であれば)
私は1人目妊娠中に約3ヶ月入院していたので、2人目妊娠発覚後は早めに上の子が通っている保育所の先生に入院の可能性があることを伝えました。保育園では、少し保育時間を伸ばしてもらったり、上の子への声かけをしてもらったりしました。
入院になった場合、子供が通っている保育所に伝えると配慮してもらえていいかもしれないです。
まとめ
自宅で安静中に知っておきたかったこと、しておくべき準備、できることを紹介しました。
横になって安静に(座るのもダメ)
入院になると自宅安静の何倍も辛い
入院準備だけは進める
この3つを意識して過ごしてくださいね。
切迫早産での安静は辛いですが、赤ちゃんを守るために頑張りましょう!私は無事に正期産(37週)まで持ちこたえて、元気な赤ちゃんを出産することができました。切迫早産で悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました。