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点滴を抜いた後の経験/点滴を外すタイミングと張り返しや退院について【2回の切迫早産入院】

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点滴を抜いた後、張り返しってどのくらい続くのかな・・。
そのまま産まれてしまったらどうしよう・・。
点滴を外すタイミングはいつがいいかな?

このような不安や悩みで、モヤモヤした気持ちになっているのではないでしょうか?

37週の正期産が近づくと、点滴を外すタイミングや退院について、医師からの指示や相談があります。私も2回入院を経験しているので、退院間近の「すぐ産まれてしまったら・・。」というドキドキはよくわかります。私の場合張り返しから出産にはなりませんでした。

点滴を外すタイミングや退院に関する決定は、妊婦さんと赤ちゃんの状態にあったものになります。逆子や多胎妊娠(双子・三つ子)などの例外もありますが、36週だといつ産まれても大丈夫なくらい赤ちゃんが成長していることが多いです。その状況の中で、妊娠自身が何を望んでどう行動するかの選択が大切だと思います。

この記事では、点滴を外した後に起こり得る「張り返し」についてと、点滴を外すタイミングの決め手、そして実際に退院してから出産までを、私自身の話を交えながら紹介します。よかったら参考にしてください。

早く退院できた経験と退院目安についてはこちらをご覧ください。
\切迫早産の入院期間や退院目安について/何度も検索してしまうあなたへ/

点滴を抜いた後の張り返しのピーク

お腹が張るイメージ画像
お腹が張るイメージ画像

点滴を外した後、しばらくの間は、お腹が張ったり痛んだりすることがあります。これは「張り返し」と呼ばれ、多くの方が経験します。

一般的に点滴を抜いたら、24〜48時間が張り返しのピークと言われます。しかし、そのピークのタイミングは個人差があります。点滴を外した直後から数時間から数日間続くことがあります。この期間中は、お腹が張り、痛みを感じることがありますが、通常は安定していきます。

せつ
せつ

点滴を抜いた後の張り返しで、そのまま出産になった妊婦さんもいました。

点滴を外すタイミングと退院までの期間

ここでは、34週以降の妊婦さんで点滴治療を受けている場合の、点滴を外すタイミングや退院までの期間について紹介します。

点滴を外すタイミングと退院までの期間も個人差が大きいですが、一般的には以下のようになります。

点滴を外すタイミング外してから退院までの期間
お腹の張りや子宮の状態が安定している張り返しが落ち着いたら退院することが多い
胎児の心拍数や動き、成長に問題がない数日〜1週間程度で退院できることが多い
37週が近く医師が大丈夫と判断退院できる環境(お迎えなど)が整っていること
点滴を外すタイミングと退院までの期間の判断基準

※状況によって、点滴を外すのや退院までに時間がかかる場合もあります。

せつ
せつ

点滴を外すタイミングや退院日、その後の過ごし方など、不安なことは医師や助産師さんに相談しましょう。

病院や医師によっても異なりますが、36週が近づくと、点滴を外してから退院の流れまでをおおまかに説明され、点滴を外す日時や退院日を相談されることがあります。

36週になったら産まれてしまっても大丈夫だと思ってるから、点滴を少しづつ下げながら抜く方向にしようね。

35週と5日から少しづつ点滴を下げていって36週と0日で点滴抜くか、少し遅らせて36週と3日で点滴を外すか、どうしたい?点滴抜いて2〜3日様子見て退院にしたらと思うんだけど、退院日に家族は、迎えに来れそう?

このように意見を聞かれることがあります。もし、迷ってしまう場合は、

重要

点滴を抜いても、全員が必ず張り返しがあるわけではないが、張り返しからそのまま出産になることもある

という現実を視野に入れておいて、次のことを考えてみてください。

あなたは点滴を外してから退院に向けて、何を優先したいですか?自分の価値観を整理しましょう。

  • 早産は避けて、37週の正期産で出産したい
  • 一度でも自宅に帰って家族と過ごしたい
  • 安全な状態で張り返しが陣痛にならないかを確認したい
  • 希望する別の病院で出産したい
  • このまま36週と6日のギリギリまで入院しておきたい
  • 身体に入る薬の量を最小限に抑えるために早く点滴を外したい

点滴を外すタイミングや退院日は、妊娠や胎児の状況や医師の判断により異なりますが、自分の価値観や家族、医師と相談して最適なタイミングを決定することが大切です。

せつ
せつ

私の場合、痛みや不快感が辛く1日でも早く点滴を抜いてほしかったこと、薬の量を最小限にと考えたことから、医師に指定された範囲で、一番早い日にちの早い時間に点滴を外しました。

点滴を抜いた後から退院・出産までの私の体験談

私の体験のイメージ画像
私の体験のイメージ画像

2回の入院経験で点滴を抜く時は、主治医や助産師さんたちには、「何かあったらすぐ教えてね」と言われていました。ですが、私の張り返しは、2回とも陣痛につながることなく、無事退院になりました。

私の経験は以下になります。

妊娠
回数
入院
期間
薬の名前点滴を外した週数点滴から内服薬退院
週数
退院頃の子宮頸管長出産
週数
赤ちゃんの 体重
1人目約3ヵ月マグセント36週と4日なし36週と
4日
2cm弱39週3000g超
2人目約1ヵ月ズファジラン34週と3日1日3回(35週で終了)35週と
3日
2cm弱38週3200g超
点滴を抜いた時・退院・出産までの私の経験まとめ

36週で点滴を外す(1人目妊娠時)

1人目妊娠時の、点滴を外す流れは以下になります。

妊娠週数マグセント(点滴名)を抜くまでの点滴減量の過程
36週0日13→12
36週1日12→11
36週2日11→10
36週3日10→5
36週4日点滴外す
妊娠週数とマグセント(点滴名)を抜くまでの点滴減量の過程

点滴を抜いた直後

抜く直前は、点滴を早く外したいと願っていたので、外せる喜びと解放感、抜いてすぐ出産になったらどうしようという不安が入り混じった状態でした。点滴の針を抜いた直後は、3カ月ぶりの点滴なしの日常に、喜びと解放感だけがいっぱいでした。なので、自分で気が付くほどのお腹の張りからくる痛みはありませんでした。

張り返しのピーク

点滴を抜いてからその日のうちに退院しました。少し経過した後、お腹が硬くなってるなーと感じる程度の張りが不規則に数回感じ始めました。おそらくこれが「張り返し」のピークでした。初めての妊娠で初めての出産間近の状態で、すごくドキドキしましたが、赤ちゃんに

せつ
せつ

まだ産まれたらだめよ。ちょうどいいときに産まれてきてね。

と話しかけていました。すごく痛いと感じることはないまま、身体を横にして安静にし、リラックスすることを心がけると張りを感じなくなり落ち着きました。

張り返し後の落ち着き

張り返しのピークが過ぎると、お腹の張りも少しずつ落ち着きを見せ始めました。

37週まで、もう少しの間は安静にしといてね。

と主治医に言われていましたが、ずっと横になって過ごすというよりは、元の生活に慣れるように、できることを無理のない範囲で行っていました。36週と5日に少量の出血があり、おしるしかな・・今産まれたらまだ正期産の37週じゃないと考えてドキドキしましたが、無事に37週を迎えることができました。37週以降は、逆に

せつ
せつ

あんなに頑張って入院したのに、予定日を過ぎてしまったらどうしよう・・。


という心の葛藤がありました。それから、週に1回の健診を受け続けて、39週で3000g越えの健康な赤ちゃんを出産することができました。

34週で点滴を外す(2人目妊娠時)

退院に向けての医師との会話
退院に向けての医師との会話

2人目妊娠時は、ズファジランという点滴を34週と3日で外して、1日3回の内服薬へ。35週でお薬を終了しました。

点滴を抜いた直後

2人目の妊娠では、主治医が私の希望を尊重してくれて、34週と3日で点滴を外し内服に切り替わりました。この時は、1人目のときよりも早い週数での対応だったため、少しだけ不安がありました。ですが、1人目もそのまま出産にならなかったことや、点滴の不快感から解放される喜びがあったので、引き続きベッド上安静と1日3回の内服薬の服用を守り、お腹の張りを特に感じることはなく、心地よい安堵感がありました。

張り返しのピーク

しかし、点滴を抜いてからしばらくして、お腹の張る回数が増えました。張りの感覚は不規則強で、1人目のときよりも強く、少し痛みを伴うこともありました。お腹が張っている時は深呼吸をし、心の中で「ちょうどいいときに産まれてきてね。」と話しかけていました。

張り返し後の落ち着き

張り返しが落ち着いたと思ったころ、急な激しいお腹の痛みがあり焦った私は、急いでナースコールをしました。助産師さんに相談して、モニター(機械)でお腹の張りなどをみてくれました。ですが、陣痛ではなくただの便意でした。助産師さんに「すみません。」と伝え、同室の人にも状況が筒抜けで、すごく恥ずかしかったです。牛乳を飲んでから、便を柔らかくするお薬を飲んだのがいけなかったのかなと思いました。

そして、退院前の検査では、お腹の張りや赤ちゃんの心拍数や動きも問題なく、退院が許可されました。35週と3日での退院だったので、帰ってからしばらくは、入院中と同じ安静を維持しました。少しづつ日常の簡単な家事などで、体力を回復させながら38週で3200g越えの赤ちゃんを出産できました。

点滴抜いた後の出産までのパターン

出産パターンのイメージ画像
出産パターンのイメージ画像

切迫早産の妊婦さんでも出産まではいろんなパターンがあります。
経腟分娩の場合だけでも

  • 点滴を外した後から陣痛が始まり、そのまま出産した方
  • 一度帰ってすぐに病院に逆戻りした方
  • なかなか産まれず、陣痛を促すために、また入院した方

とさまざまです。
いろんなパターンがあるんだと知って、心の準備をしておくといいと思います。

せつ
せつ

不安なことは、入院中にたくさん質問しておいてくださいね。

まとめ

点滴を外す「タイミング」については、妊娠週数、お腹の張りが落ち着いている、赤ちゃんの成長が順調かなど、様々な条件が整って初めて決められるものです。医師や助産師さんとしっかり相談しながら、自分の赤ちゃんや大切なことを選んでいきましょう。

点滴を外した後の「張り返し」は、実際にどんな感じなのか、また、どれくらい続くのかなど、きっと不安なことがたくさんあると思います。そのピークは個人差がありますが、24〜48時間。ただし、必ず張り返しがあるわけではないので、いろんなパターンを想定して心の準備をしておくといいです。早産や過期産(42週以降の出産)が心配な方は、37週の正期産までは安静にし、その後は散歩などの運動を無理なく取り入れるといいと思います。

この記事が安心して、退院を勧めるための一助となれば幸いです。自分に合った情報を得て、元気な赤ちゃんを産めることを願っています。

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